ISBN:4592883373 文庫 泉 鏡花 白泉社 2000/06 ¥550

お掃除してたらこの本が出てきたもんで思わず読んでしまった。−−いつもこんな事してるから掃除が早く終わらないんだわ。

この本は明治の文豪「泉鏡花」の小説を漫画化した作品集です。漫画を描いたの波津あきこ(字が出なかった)さん。どちらのかたも(原作・漫画)私と同じ金沢生まれだそうです。

波津さんは「雨柳堂夢噺」をみて好きになった漫画家さんです。日本的な情緒を感じるストーリーと綺麗な絵が素敵。絵柄が私好みなんだよね。

で、泉鏡花って名前は知ってたけど、全然読んだことない。

この本、前に長時間バスだったか(電車だったかも)に乗る前に暇つぶし用に買ったんだけど、思ったよりも面白かった。

泉鏡花の小説って今風にいうとSFというか、ファンタジーっぽいですね。妖怪とか精霊とか良く出てきます。あと伝説なんかモチーフにした感じのものも多かった(とくにこの本に収録されてるのはそういうモノがほとんど。)私、この人の小説たぶん、好みだわ。ファンタジーとかすきな人はいけると思う。

ただし、原文は結構文面が難しそうなんだよね。この本は鏡花作品を読む手始めにするといいかな。

ストーリーと絵がとっても良くあってて読んでても違和感なしです。

小説の方読んだふりして、これよんで読書感想文書いたら先生の受けよさそうです。学生さんは夏休みの宿題にいかが?って感じですね。

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